ちょっと高いイヤホンを購入してみたものの、すぐに無くしました。滅多に物を無くさないのに。これに懲りて、もう高いイヤホンを買うことはないでしょう。カメラ屋に機材を見に行ったついでに他の階で変な寄り道をして、余計な買い物をしなければ良かったと後悔しています…。
なんていうのは冗談のような本気のような、どうでもいい話なんだけど、今使っているカメラやレンズ、その他モロモロが今の自分が本当に欲しているモノで、なおかつ本当に自分に合っているシロモノなのか。ふと、そんな疑問がちらつく時があります。(やっぱり高いイヤホンはいらなかったかも知れませんねぇ…。)新しい機材を買う度に、今度こそ自分にドンズバな機材と巡り会えたんじゃないだろうかって思い込んだりします。今日こそ、今度こそ、自分でもビックリするようなスンゴイ写真が撮れるんじゃないだろうかって、そんな風に思ったり期待したりもします。それで普段も、自分の部屋で自分のカメラを眺めて「うーん、結局自分に合ってるのはやっぱりこのカメラ(もしくはレンズ)な気がする!」って、突然ハイになったりもします。
やっぱり写真を撮るなら、そんな風に自分が使ってるカメラをいかに自分自身が好きでいるのかがすごく大事な気がします。自分をアゲてくれるカメラって絶対に必要ですよね。特に自分は。自分のカメラに愛着を感じた瞬間に、無性に写真を撮りたくてたまらなくなってきたりしますし。無意識に湧き上がる衝動ってやつですよ。理由があんまりないって最高です。「俺のカメラよ、ありがとう」って感じです。
と思いきや、何故だか不意に「もっと良いのがあるんじゃないか」って思えてくる時もあったりするから厄介。かと言って、そんなにポンポン買えるような金額でもないし。困った。何故だかそんな時に限って、カメラと関係ないモノを売ってる売り場とかに寄り道をしてしまったりするんですよ。そして、そこで大していらないモノを買ってしまったりして、さらにそれをすぐに無くしてしまうシマツです。(ちょっと高いイヤホンとか)
「もっともっと」も良いけど、足元すくわれるだけですねぇ。気をつけようっと。(強引に納得)
ミレニアム以降のシーンにおいて、多くのスケートエピックを記録してきたフォトグラファー。トリック写真だけでなく、それに付随する心情写真やランドスケープにも定評がある。現在は専門誌の他にカルチャー誌、ファッション誌、そしてエキシビション開催やフォトブック製作など、活躍の場は多岐にわたる。