季節の変わり目で一番寂しい夏から秋。初夏のある日、実に8~9年ぶりに激しく足首を捻ってしまい、始まったばかりの夏が終わった。今年は雨のおかげで夏らしい夏を感じなかったし、滑れないなら尚更だ。まだまだ若いつもりなのに痛みが取れないまま三ヶ月経とうとしてる…。歯痒いなんてもんじゃない。
スケートボードの話をしよう。
若い時はこの体力はずっと続く、仲間もずっと一緒に滑る、コンテストもツアーもずっと楽しめる、チャンスも沢山巡ってくる、滑らなくなるおっさん達とは違うんだ。そんな風に思っていた若気の至りってやつ、ずっと続くってなかなか難しいんだ。体力なんか20代では5年、30代では3年毎、40代では毎年落ちる。鍛えていないとアッと言う間に滑れなくなる。仲間もどんどん減るんだぜ。就職した、結婚した、子供産まれた、飽きた。滑るの大好きだったよね?どうしたんだよ。あっさりとした理由で居なくなる仲間を追うことはナンセンス。コンテストもツアーもだんだんキツいし、スキルも落ちりゃチャンスも無くなる。
時代が変わった?時の流れ?わからなくもない、全部通ってきたから。でも、スケートボードが好きで滑る楽しさは何一つ変わっちゃいないはず。体力も仲間もスキルも減ったけど楽しめるアイデアは溢れてんじゃん。スケートボードってそれでしょ。今を滑る若者にはわからないだろうが、今の楽しみは後からでは味わえない。存分に楽しんで滑った方がいい。そのチャンスは二度と来ない、逃すな。消えた仲間はいつか必ず引っ張り戻せ。その時の為にも体力つけて滑りまくれ。楽しい時間はすぐ過ぎるって言うじゃん?それだよそれ。足早に過ぎた夏みたいに急に寂しくなっちまうんだ。夢を見ていた自分に気がついてさ、急に現実と向き合ってつらくなっても乗り越える方法はスケートボードが教えてくれるんだよ。
だからスケボーしろ。
SPONSOR:HIBRIDskateboards、LowTownSkateClub、AJSA、JRSF
30年目のスケボー三昧な日々を公私共にニュースクール達と過ご