プロローグ

01.29 14:27

スケートボードの楽しみ方とかっこいいにも、いろいろあるように、スケートボードの見方と見せ方にもいろいろあっていいよね。世界規模で、今やメディアの中核はウェブ媒体となっている。そしてそのほとんどが携帯端末からアクセスされているんだ。電車に30分ほど乗ってたとして、そのあいだに紙をペラペラとめくって読んでいる人をいったい何人目撃できる? 残念ながらほとんどいないよ。そんなときもね、つくづくスケートボードっていうものは不思議だなあと思う。なぜって、紙メディアからウェブメディアへ。パソコンから携帯電話へ。よりコンパクトでよりスピーディに。僕らが見ようとしているスケートボードのアウトプット方法はどんどん進化しているよね。そして、それを自在に操るスケーターのスキルはさらに進化している。だけど、スケートボードというプライウッド自体はずっと昔のままなんだから。はじまりであり最も重要な部分のスケートボードは、1枚のコンケーブがある板に4つのタイヤがついているままなんだよ。きっと東京オリンピックでもそのまま。その先の未来もずっと変わらない気がするんだ。どんどん変わっていくのは、僕らや街の方なんだよね。昨年まで、日本では『TRANSWORLD SKATEBOARDING JAPAN』という専門誌が紙メディアのパイオニアとして全国のスケートトピックをカバーしてきた。15年という歴史の中で4人の編集長に引き継がれ、多くのスケーターが表紙を飾った。編集長が変わると、内容やテイストがやっぱり少し変わるものなんだ。そんなとこも面白いけど、知っておくといいね。それで、専門誌というと、少しカタい(敷居が高いとか、わかりにくいとか)イメージがあって、これは大人たちが口にする便宜上のものといってもいいのかな。実際に、ストリートのみとか渋いトリックやスケーターだけとかっていう感じで、マニアックなところをフォーカスするという役割もあるので、専門誌や特化した専門メディアは、それはそれで大きな役割を担っているんだよ。そういう中で、もっとスケートボードのいろいろを広く見渡しているメディアが、ここらあたりでひとつあったら、よりいいなと思ったんだ。ディスりなし。アオリなし。ただし、スケートボードの面白いところはどんどんピックする。そして、肝心なのが、才能あふれるスケーターがたくさん増えてきたなら、それと同じくらい才能あるメディアの人間もたくさん関わって、それぞれのスケートボードに対しての目線をもっとオープンにする。片手にもった携帯端末の画面から、いろんなネタやトピックスを素早く見渡せるものをつくりだす。スケートボードに対していろいろなスタイルや目線を持ったインディペンデントしたクリエーターたちが、言わばCo-プロデューサーとなって発信するメディアで、自分の好きなスケートボードやトピックスやアーティクルを発信し続けるメディアなんだ。それが、これからスタートする、『SKATEBOARDING PLUS』なんだよ。もちろん、ディレクション的にはユニセックスなスタンスである責任者がクォリティの部分をキュレーションはするよ。だけど、大切なのはどんどんピックし、発信するってこと。

スケートボードといってもいろいろあるし、もともとひとくくりにされたくないから、スケートボードで街へと飛び出していった人も多いだろうね。なのに、いつのまにか「あれはイケてない」とか「こうじゃなくちゃダメ」とかっていう声が聞こえてきたりすると、自分はどこへ向かうべきがわからなくなってしまうかもね。ほんとはそんなことでエネルギーを消費しないでさ、もっと自分のために、そして今と未来のために思いきりエネルギーを使いたい。使いきりたい。そうでしょ? スケートボードは武器じゃない。スケートボードはしがらみじゃない。スケートボードは味方だ。スケートボードは前へといく方法だ。痛いけど面白い。悔しいけど嬉しい。そして、スケートボードは誰かのものじゃない。『SKATEBOARDING PLUS』は、いろんなスケートボードとスケーター、そして君たちに、なるべくたくさんのスケートボードを知ってほしいと思ってる。そのために、なるべくたくさんのスケートボードと、スケーターと、クリエーションをこれから届けていきたいと思ってる。This is SKATEBOARDING PLUS .

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