Message Box – Ricky Oyola

01.03 02:20

90年代初頭より、イーストコーストを代表するプロスケーターとして数々の名パートを世に残し、今もなお活動を続けるリッキー・オヨラTheories Of Atlantis傘下であるTraffic、Theories、Hoppsのライダー達と共に来日。彼らの撮影に同行し、今のリッキーから貴重なメッセージをもらうことができた。

interview with Ricky Oyola

自己紹介をお願いします。
リッキー・オヨラ。今日本に来ているよ。今日はサンクス・ギヴィング・デイ(感謝祭・アメリカの祝日)だから、みんなでBBQをする予定だよ。

今回、日本に来る事になった経緯を教えてください。
パット・スタイナーと他のTrafficライダー数人、同じTheories(Theories Of Atlantis:ディストリビューション・カンパニー)傘下のHoppsライダー数人で日本に行くっていう話に俺も誘われて、仕事とかの予定も大丈夫だったから来れることになったんだ。ハブチンのおかげだよ。日本に来るのは今回で3回目だよ。最初に来たときは『Tokyo Transfer』っていうTrafficのビデオを作った。2回目はリッチ・アドラーがプロに昇格したときのパーティーにサプライズとして呼ばれて来たよ。あれはワクワクしたな。

普段はどんな感じのスケートライフを過ごしていますか?
残念ながら毎日仕事をしているから、時間がなくてそれほどスケートできていない。子供が3人もいるし。

スケートを始めたきっかけは?
スケートの盛り上がりを通してだね。俺がスケートを始めたとき、俺はど田舎に住んでいたから、滑るのはランプだった。友達の多くが裏庭にランプを持っててね。でもそれはストリートスケートじゃない。単なるスケートボーディング。その当時できることをやってただけさ。それからスケートが上達してくると、色々なものが見えて来て、できることのアイデアが生まれて来る。そうやってクリエイトしていくんだ。リアルなストリートでは、何でもやりたいことをトライしてクリエイトすることができる。可能だと思ったら、それを実現する。それがストリートスケートだよ。

今、Traffic Skateboardsで注目のライダーはいますか?
みんないいよ。でも正直、運営は全部パット(・スタイナー)とジョシュ(・スチュアート)がやってくれてる。ちょっと身を引いて、スケートボーディングを見ることを楽しめるのはいいことだよ。毎回毎回新しいことをしないといけないっていうプレッシャーから解放されるからね。今はTrafficを存続させていくこと。それが今回出たビデオにも繋がっているし、彼らを信頼しているよ。

日本のスケーターについて、どう思いますか?
どこに行っても素晴らしいスケーターがいるよ。昔から俺たちは日本のシーンに力を入れて来たし、今やヒロキ(村岡洋樹)はTrafficのプロだ。日本には素晴らしいスケーターがいて、素晴らしいスポットがある。

スケートパークは好きですか?
いや。スケートパークは好きじゃない。ゼロパーセントだよ(笑)。君の言うスケートパークって、ウェアハウスの中にあるようなやつでしょ?バーンサイドとか、ああいうところはすごいけどね。ああいうのは素晴らしいスケートだよ。でもパークにはスケートしに行きたいって気持ちにならない。

日本では近年、ストリートリーグやTampa amにも出場する選手がいるなどコンテストシーンも盛り上がっています。コンテストについてはどう思いますか?
コンテストのことを気にしたことはないよ。毎日滑ってた当時ですら全く気にしてなかった。ああいうスケートは単純に別物って感じだよ。オリンピックとかもそうだよね。俺には、ああいうものは何の関係もない。日本人で超上手い子がいるのも知ってるよ。コンテストで優勝しまくってるけど、名前は覚えてない。コンテストを見てもスケートしたくはならない。大事なことは俺が20歳のときも、30歳のときも、40歳のときもずっと変わらない。スケートしたいって思わせられるかどうかだよ。

日本で生活していて不思議に感じる事はありますか?
日本の不思議なことはたくさんあるよ。ニュージャージーから来るとなおさら感じる。でも日本について嫌いになったことは一度もないね。お店の店員とかとのコミュニケーションはいまだに難しいけど。それよりも日本について好きなことのほうがありすぎるくらいある。日本の文化も知ってるし、日本のスケートは昔からわりとイーストコーストのスケートから影響されてるってことも知ってる。沢山の人達から好意を受けるし、それを嫌いになるなんて不可能でしょ。素晴らしいスポットが沢山あるしね。5秒でキックアウトされるってくらい、滑るのは大変だけど。しょっちゅう警備員なんかから、腕を交差して「ダメだ!!」って言われるし(笑)。

あなたにとってスケートとは何ですか?
家を出て、ストリートでスケートすること。ストリートスタイルのコンテストとか、そういうのじゃなくて、本物のスケートだ。俺たちが生活している環境には、スケートできる可能性を持つものが沢山ある。目の前にあるそうしたものに対応してスケートするんだ。それはポールかもしれないし、レール、レッジ、ステア、ウォールかもしれない。頭でできることなら、それは実現可能なことなんだよ。目の前のものに対して、アイデアを実現させるんだ。

日本のスケーターにメッセージを
プッシュし続けて、スケートを続けよう。それが好きなことなら、続けるんだ。


footage from 『Eastern Exposure 3』
1996年、世界中のスケーター達を覚醒させた彼の代表的なパートの一つ。

interview & photos by Daisuke Takahashi
translation by Captain Cap J
special thanks: Traffic SkateboardsTheories Of AtlantisBigwing DistributionLowTown Skate Club

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