SKATELOVE

01.30 12:51

僕は現在、理学療法士としてリハビリという仕事をしています。仕事柄、人の動作を観察することが癖になっていて、SNSでヤバい技をやっているスケーターを見る時、スケーターとしての視点と、理学療法士としての視点で必ず2回は見ます。僕的には成功する映像よりも失敗する映像を繰り返し見てしまいます。なぜ出来ないのか?なぜ転んでしまったのか?を考えるとそこには “気合い” ではカバーできない物理的な理由があると考えられるからです。もちろん、ハンマートリックを狙う時には “恐怖心” も原因にあると思いますが、僕は精神的な要素以外に物理的な要素が必ずあると考えています。

先日のスクールで「どうしたら高くオーリーが出来るようになりますか?」と質問を受けました。様々な原因が考えられますが、スタンス、蹴り足と擦り足のタイミング、スケート歴、練習頻度などと思われがちですが、そもそも年齢や身体的な問題、関節可動域や筋力はどの位あるのか?スケボーのアイテムの選定は本人の身体に合っているのか?が本質的な問題だと考えられます。子供に関しては、発達の過程で必要な運動学習が出来ているのか?も重要になります。もちろん個人差はありますが、出来ない原因は案外単純で、それを改善する事が一番の成功への近道かもしれません。本当に必要なトレーニング、練習方法、自分の身体にあったアイテム選び。出来ない理由を知る事は、成功の方法を知るという事になります。

スケートボードは、技一つとっても非常に奥深いですよね。僕は満足のいくフリップを打てるようになるまで7年程かかりました。ただがむしゃらに練習を続けていたので長い時間を掛けてしまいましたが、今の知識があればもっと早く出来ていたと思います。スケーターの皆さん、出来ない事を悔しがる前に少し “考える事” をしてみませんか?
そこで次回はまず、重心ついて話していけたらと思っています。

それではまた…
SKATELOVE✴

Profile – Yuta Nakasaka(中坂優太)
SPONSOR:Nesta BrandeS SkateboardingDGKRoyal TrucksThe bearingsHornet wheelOKSS.L PARK
スケート歴18年、現在理学療法士として働く傍ら、自らも現役バリバリ活躍中の静岡のキーマン。運動学を基にしたスケボー理論の研究やインソール成形術の資格取得を目指しているa.k.a.ガンバルマン。

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