コンテスト vs ビデオパート

07.09 16:19

そもそもVSって事ではないんですけどね。スケートするモチベーションの矛先にはこの2つがメジャーだと思います。少し掘り下げてみましょう。

先ずコンテスト。これはこのコラムでもあーだこーだ言ってきたのですが、最近何度目かのブームの様に若年層を中心に盛り上がりを見せています。そして時代背景、機材の進化と合わせ、地球の裏側からのLive中継も観れてしまう状況です。予選、セミファイナル、ファイナルとだんだん熱を帯びる中継を観れるのはかなりスポーツ観戦要素が高まっている証拠だと思います。滑っている選手のプレッシャーはハンパじゃないのは簡単に想像つきますよね。今じゃ1つミスするだけで優勝は遠のきます。しかし、最高の難易度や新たなトリックをメイクしなければ、これまた優勝は遠のきます。一体どれだけの練習をすれば世界一になれるのでしょうか?一発勝負を絶対に決めて、1分のベストパートをLiveで配信している様なもの。これを中継され、世界中に発信出来るのが今のコンテストです。

次にビデオパート。こちらもまた大変な苦労や努力の上で出来上がります。好きな場所で好きな時に好きなだけトライして、自分の納得いくまで撮り直しが出来る。そんな撮影ばかりならパートはすぐに出来るでしょう。しかし現実は甘くない。イメージして見合ったスキルを身につけ、またイメージして現場でトライ!ストリートの撮影はスケーター以外には迷惑行為になる場合が多く、怒られます。警備員に注意されて撮影どころじゃなくなるだけならまだマシで、器物損壊、不法進入など、犯罪になる場合も多々あります。そんなリスクを背負いながら、場合に寄っては何年もかけて数分のパートを完成させなければなりません。時間を掛けている間に彼女が出来たり、彼女が奥さんになったり、奥さんがお母さんになったら、パートどころかスケートする隙さえ無くなります。一昔前はそうした力作パートは凄く評価され、スケーターは誰もが欲しがるものであったが、今はオンラインでの発信となると話題になるのも2週間くらい。DiskやYoutube等に残さないと見返すのも難しいのである。ビデオパートでは100%自分の表現が出来る為、スタイルや音楽や趣味趣向を存分に発揮出来ます。決まったセクションを誰かと点数を競うのではなく、表現のみの為スポーツ感はほとんどありません。

どちらもスケートボードです。どちらがカッコいいとかどちらがお金になるとかは個人のセンスと性格に任せるとして、スケートするモチベーションを上げるには代わりないです。個人的にはどちらも必要で度胸をつけるにはコンテスト。スケーターとしての色気ならストリートの撮影とか。結局、スケーターとして何を目指して行くのかは自由ですが、どちらも欠かす事は出来ないのではと思います。スケートボードの多様化や若年化が進む中でも揺るぎないカッコ良さは消えないでしょう。スケートボードの奥深さ、懐のデカさを感じますね。

Profile – Daisuke Hayakawa(早川大輔)
SPONSOR:HIBRIDskateboardsLowTownSkateClubAJSAJRSF
30年目のスケボー三昧な日々を公私共にニュースクール達と過ごしながらもまだ上手くなりたいと思っている東京下町ネイティヴスケーター。

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