先日、日本で開催されたNumbers Editonのローンチパーティーにお邪魔しました。この日はスケート界で90年代からずっとトップにいるエリック・コストンガイ・マリアーノがパーティーにくるという事で当日をドキドキして待ってました。90年代にスケートをしていた人なら彼らの凄さはわかりますよね?知ってる人もいるかとは思いますが、今回はこの2人の今までのデッキカンパニーの歴史を話したいと思います。古い話ですので記憶違いで間違ってたらすみません。

エリック・コストンと言えば、1992年にリリースしたH-Streetの『NEXT Generation』(#1)が最初のフルパートだったと想います。その当時から今見てもヤバイ複合トリック多数やってます。コストンはストリートスケートのイメージが強いですが、このビデオではRで回し技や複合トリックをやっていてオールラウンドに滑ってます。


(#1) H-Street『NEXT Generation』1992. Eric Koston

その翌年の1993年には101に移籍し、すぐに『101 Promo』(#2)をリリース。さらに同年にリリースした『Falling Down』(#3)では、たった1年でビデオパートが更にパワーアップしていました。自分の記憶では101で何本かパートを残してるイメージでしたが、調べてみたら1年足らずで2本のビデオが101からリリースされていた事にビックリしたと共に、当時は色々なブランドが立ち上がり、その都度ライダーが移っていた事を再確認しました。


(#2) 101『101 Promo』1993. Eric Koston


(#3) 101『Falling Down』1993. Eric Koston

そして、101の後。1993年にGirl Skateboardsの設立と共に移籍して、2015年までなんと22年間もGirlで数々のビデオパートを残してきたのです。そして2016年。エリック・コストンはガイ・マリアーノらと共に新たにNumbers Editionを立ち上げました。Numbersからも最近『Numbers / Edition 2』(#4)がリリースされましたね。フィッシュアイを使わず独特なアングル構成で新しい感じのビデオがまた何かを狙ってていいですよね。


(#4) Numbers『Numbers / Edition 2』 2017.

ガイ・マリアーノの登場は1989年にPowellからリリースされた『Ban This』(#5)でルディー・ジョンソン、ガブリエル・ロドリゲス、パウロ・ディアスと4人で一緒にパートを公開したのが初めてだったと思います。このパートは4人がLAの街を流すストリートスケートの先駆け的な感じで、当時カッコ良くてみんな真似してストリートでスケートしてました。ガイは当時13歳でまだまだ子供でしたが他の3人に負けない滑りをしています。


(#5) Powell 『Ban This』1989. Paulo Diaz,Rudy Johnson,Gabriel Rodriguez,Guy Mariano

その後、1991年にBlindからリリースした『Video Days』(#6)のガイのパートは衝撃的でした。今のトリックの先駆け的な事をやってます。ちなみにこの『Video Days』は映画監督やPVを製作しているスパイク・ジョーンズが手がけた初めてのスケートムービーです。


(#6) Blind Skateboards『Video Days』1991. Guy Mariano

そして同じく1991年に、今もなお健在するPlan Bが立ち上がり、翌年1992年にPlan B 初のビデオ『Questionable』がリリースされます。その後、コストンと同じく1993年からGirlに移籍という感じです。ガイはドラックの問題でシーンから一度消えかけましたが、Girlのリック・ハワードやチームメイトのサポートのおかげで2007年にLakaiの『Fully Flared』(#7)で見事に復活してます。因みにこのLakaiの『Fully Flared』ガイのフルパートが撮れるまでリリースしないという事でパートの完成までリリースを待ったそうです。


(#7) Lakai『Fully Flared』2007.

その後、2012年にGirl在籍中で最後のビデオパートとなる『Pretty Sweet』(#8)で更にパワーアップしたパートがリリースされました。そして『Pretty Sweet』を最後に去年2016年にNumbersに移籍してます。


(#8) Girl Skateboards『Pretty Sweet』2012. Guy Mariano,Eric Koston

今回はエリック・コストンとガイ・マリアーノの約27年間のお話でした。次回はGirl Sakteboardsの立ち上がりの瞬間をSFで見た時の事を書かせてもらいます。お楽しみに。

Profile – Masamitsu Akachi(赤地正光)
SPONSOR:ST line
90年代初頭より、NEW TYPEのチームメイトであった岡田晋、米坂淳之介、吉田徹などををフィルミングしていた事をきっかけに撮影を始める。現在はST lineのディレクションと映像撮影、編集を担当し、建築の仕事も少々。

RELATED POSTS

COLUMN 2017.07.19

BACK TO THE CITY…

1993年にトオル(吉田徹)とトミー(槙田富成)とで自分は出てないですが93年にSFで行われた大会、…
NEWS 2017.06.30

Lakai 『The Flare…

フルレングスとしては前作『Fully Flared』からおよそ10年ぶりのリリースとなる、Lakai…
COLUMN 2017.03.12

20年ぶりのLA

初めてのコラムは2年前にアメリカに行った時の話。SF、LA、NYに1週間ずつ、合計で3週間行ってきた…
NEWS 2017.03.24

ANDREW BROPHYがGI…

エリック・コストン、ガイ・マリアーノがカンパニーを離れ、チーム強化含め現在益々注目を集めているGIR…
NEWS 2017.07.29

Polar Skate Coより…

Polar Skate Coよりアメリカ・LAを舞台とした新たな短編作『LA Days』が公開。 …

MOST POPULAR

NEWS 2017.08.15

New Balance Numeri

国内市場参入から高いブランディングで注目を集めるシューズカンパニーNew
ARTICLES 2017.08.17

LESSON 2 – N

直訳すると「従わない」。いかにもスケーターらしいアティチュードを醸し出す
ARTICLES 2017.08.02

FIELD REPORT ̵

先日、Volcomチームに同行した栃木宇都宮ツアーに引き続き、今回は松尾